すこし思いで語り

去年の今頃、青森へ行っていた。

そん時の旅について振り返ろうと思う。

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夜は岸沿いに打ち上げ花火がずーっと続いていて、どの町でもお祭りなんだなーと、なぜか宇宙からでも人類の営みを見ているような孤独感を味わった。

この船に乗るまで、肉体労働が続いていて、船のベッドで泥のように眠った。

波が心地よくて、本当に質のいい睡眠をとったのはどれくらいぶりだったろう。

 

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朝はご来光望めず、濃霧。

霧で体が濡れたのですぐに大浴場へいって洗濯おわらせブランチにブッフェいったり太平洋フェリーまじ天国だった。こんどは北海道まで乗せてもらおう。

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仙台から新幹線に。

この旅、終始ハンドタオルを落っことして歩いてたんだけど、すべて通りがかりの方に教えてもらって一枚も紛失しなかった。

仙台駅では、バスのことを馬車って呼んでるおばあさまにずいぶん助けていただいた。まず駅までの行き方とか、こっちからなんにもいってないのに親切に教えてくれてマジありがたかった。

いろいろ思いつきで飛び出してきたので乗り継ぎとか真っ暗だったのだ。

そもそもの起点、フェリーからしてキャンセルゲットだったので。

仙台駅で買った↑この弁当が死ぬほどうまかった。仕出し屋の味なんだよ。

食べつつ、岩手の夕暮れ。田園風景がマンガ日本昔話みたいであんまりきれいでなぜか泣く。

そして旅の目的となる太宰くんの小説は手に握っているだけだった。