思い出 7

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これが津軽鉄道だ!!!!!

ここでも人生の空白というか無の時間をもてあました。

そっからの鉄道はなかなかの無でしたね。車内で売り子兼車掌にタオル買ってくれいわれ断る気まずさと俺とひまわりと。みたいな。

ひまわりがね。きっと地元の方の津軽鉄道への愛着ゆえなんでしょうが。路線沿いにひまわりがこっちに顔向けて等間隔に咲いてるんですよ。

帰りはまじ逝きかけた。夕暮れの、見知らぬ土地で、空気は生ぬるくて。

人生の懺悔させられるシチュだよ。

 

そして見事に斜陽だったぜ。

 

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案内の話は聞きつつ、小さい修治がどの辺にいるのか探してみた。

あいつの居場所なかった。蔵に行くと、どーんと重いものを感じましたね。

 

修治は親父の商いが恥だったんですよね。

親父は金貸しで、金のない百姓に土地を担保に金を貸す。首が回らなくなった百姓から土地を奪う。小作人に米作らせる。米手に入る。つねに土地も広がる。

無限に儲かる仕組みですよ。しかも親父、衆議院議員だったりで。

(戻って、この話、バイト先の係長に話したら、「俺たちもそういうシステム考えようぜ!」って爽やかに返された。)

 

そして修治、恥ずかしくって負い目を感じて、ぐちぐち悩みまくっていたのですね。

人の不幸の上に自分らの裕福な生活があるって。