ハードな読書
いい女郎蜘蛛の写真取れたけど、ロケーションのあれでだせねえ。
さっき日記アップした直後におかんがこれを買ってきてくれた。
「すっごくおいしかったであんたにも食べさせてやりたいとおもったんやて」
そう言われたけど、意地でもありがとうとはいいませんでしたからね。うれしかったけど、とっても美味しかったですけど、うん、普通に食べられたはずだったからね。っつってね。
ちゃんとお金返したし。
ここ最近、読んだ本まとめ。
読み始めるまでに一年かかった埴谷雄高の「死霊」
これは理解しながら読みたかったから、何度かトライしつつも引き返していた作品。
読み始めることができてからも全巻(未完)読むのに一年半くらいかかった。
きっかけは大好きな絵師さんがHPで紹介されていたからだった。
なぜこれを漫画化しないのか謎。
すごく面白いものになるとおもうが。
これ、理解が進めばすんごく面白い小説です。
豆のとこまでいったときは、ゆたかそこまでいくんかい!って思わず突っ込みたくなる。豆に断罪されるシャカとかシュールなんだけど。
主人公与志の状態がつくづく自分と近くてふつうに感情移入できちゃって。
そこからもう少し軽めのいこうとしたら、何故か英文学のほうへいって
ポール・オースターにどはまりしました。
「ガラスの街」
「孤独の発明」
「リヴァイアサン」
これもまさかだが、自分がいま得たい行き先を一緒に考えてくれるような作品たちだった。ただちょっとガラスの街は重かったな~。
このひとの作品には、街を徘徊、精神的父親の不在、それに対する理想の息子像、と自分との乖離。散文と野球。こういうモチーフが常に出てくる。おもしろい。
さらにライトなのねらって又吉おすすめの中村文則の
「何もかも憂鬱な夜に」
これ雨の夕方、王将で読みながらぐっとくるくだりがあって、創作者としてこの作者の核にはそういう思いがあるんだなという。作り手側の心持にへえ~ってなったよ。
死刑制度に関してはまた考えなおすこともあった。基本、やや死刑反対派なので。
んで今読んでるのはこれっす。
F・K・ディックの「高い城の男」
SFが読みたくて。
これは第二次世界大戦でドイツと日本が戦争に勝っていたらの、世界を舞台にしている作品。まだ少ししか読んでないのでどうなるかまったくわからんけど、
僕、なんかアメリカのハイウェイとか道沿いのレストランとかそういうんが好きで。
埃っぽい道と車の景色と大味の素材料理と労働者たちみたいな雰囲気がマジで好きで。ちょっとそういう雰囲気もあって面白そう。