鎮まりたまえー

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 ここ一年ずっと青森行きたいと呟いているのを先延ばしにしているからソゾロガミがむしゃくしゃしておるのだ。

 青森遠いので、行くためにはクリアしなけりゃいかん条件が多いんだ。

 

 先日、免許証の更新へ行った。

 どっかいきたい、がよけい刺激されたのだ。

 車がただの通勤手段になっていたと気付いて、たまにはドライブぐらいさせろや!!と自分にキレていたらしい。

 これから出かける、目的地へ着くかわかんねーけど、道中知らない場所はどんなんだろうというわくわく感、いわゆるわくわくチャージ(やっぱかっこ悪いw)が最近足りてなかったなあ。

 玲司先生のヤンサン見てて思いました。

 いかなきゃの方の歯医者とか耳鼻科が信じられないくらい億劫だ。

 いい加減「予約の電話」をしようか。

 

 先日見た「真夜中のカーボーイ」が思いのほか面白かった。

 ダスティン・ホフマンて、名前よく聞く俳優やなあぐらいの認識だったけど、この映画での存在感は圧倒的。

 ラッツォ大口叩きながら必死で公衆電話のつりせん口を探っているのに、それに気付かないジョーとか。

 ラッツォがジョーを家に招いてからの帰る帰らないのやり取りで、言外の意味がめまぐるしく変わっていくのが短い言葉のやりとりで連想できるのがすごい。

 あと、さあやるかとなった段で客が急にそういうつもりじゃなかったと言い出してジョーを帰らせようとするギクシャクした空気感とか、

 何気ない演出がすっごくて。

 海岸の町へ行ってカウボーイ衣装捨てた主人公がまさに生まれ変わった瞬間、イタリア男がああなったのは意味深い。

 主人公がテキサス男なのにカウボーイでなくて、都会でカウボーイになって客をとるという意味が逆説的で、皮肉なセクシャリティー表現になっているんだよなー。

 それにしてもテキサス男のしゃべりかたってすごい耳障りが悪い。その再現度。

 反して松山ケンイチは相変わらず訛ってるよな。コーヒーのCMから聞こえてくる訛りにはほっこりする。