糖分の適量はわからない

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 物語を制御するため脳みそフルスロットルのため体が糖分を欲する。

 摂取しがち。あと異常に眠い。

 口の中がなんとなく常に甘い。俺は糖尿病で死ぬ気がする。

 

 脳みそフルスロットルしとる間にあんなに楽しみにしていた五木ひろしの歌いまショウ見逃した。泣。

 みたかったよう。

 

 

 

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  やっとみた。

 主人公が熊のこみたいでくそかわいかった。

 おもくそラストからいうと、あのペンタゴン?に望む弟の横顔になぜか感動した。

 

 わかるんだけどね、主要なキャラ三人の気持ち。

 またお兄ちゃんが良かれとおもってやってることが、ぜんぶ取り返しのつかない方向へ進めてしまっているのがね。いたたまれないのですよね。

 弟が心を閉ざしていくのも、他人事ではない具合に身につまされて辛かった。

 冒頭から弟のぽつねん感が「あーやば、これ自分と同じタイプのひとや」と気付いてしまったので、弟が意固地になって行動が選択できず、ただ苦悩してるの見たくねえなあと苦々しい思いだった。自分は自分のために泣くことはあまりしないので、弟がしくしくしてるときは「もう泣くな」って叱りたいような、というか辛すぎてむしろ泣きたいみたいな。

 苦悩するぐらいならとにかくなにか選択して行動しろ!

 最悪な厄年に唯一学んだのは、悩んでいるときは、ただ選択を回避しているだけだ。ということなんだ。現状を維持したまま、辛がるという、とんだどMプレイなんだわ。

 風雲たけし城でいうなら扉だらけの迷路の一角に立ちすくんで、ここから出られないよーといっている状態。あたりまえだ!てめえで次の部屋に悪役レスラーがいたとしても、どれかの扉をあけてゆかなけりゃ迷路は出られないんだよ。「出られないよー」と悩んでるなら、じゃあ次の扉あけろや!ということなんだなーと。

 厄年に悩みすぎて消耗して生きた屍状態になってやっとそんな当たり前のことに気付いたから、弟みててちょっとまえの自分みてるみたいで辛かった。

 競技のあいだ、パトロンがセコンドついてるから十分に集中して試合ができない辛さとか?とにかく痛い場面が多かったー。

 

 そんなところに、とっしーの「トライアゲインだけでしょ?!」という言葉がイヤフォンから。いかにもザ・功利主義的だが、たしかにその路線でやっていくとあんまり凹まない。

 

 パトロンはただただ見てて痛いひと。

 他人との関わり方がわからないんだろうね。それも僕と同じだったからさらに痛い。

 なんなんなんだこの映画は!!!みてて痛い!!

 

 映画って、そのなかでの言動や、選択について考えさせられて、自分はこうしようとか人生の勉強させてもらえるけども、フォックスキャッチャーは考えても考えても、すべてが仕方なかった!!状態でさ、歯がゆい!!

 ただ、劇後に弟の現在が教えてもらえるのだが、心底ほっとした。

 できれば、ガキどもにまみれてガキとかのお世話しながらありきたりな日々をおくっているといいな。