みてきたよデップーちゃん
とある島のある美術館の入り口。遠目にみると、え、どっからはいんの?と不安にさせるたいぷの建築だった。
デッドプール見てきた。
見るまでに、車いっぱいで停められず(やっぱり月曜混みすぎじゃね?)狙いの上映時間に間に合わず、ご飯食べて本屋で立ち読みして時間つぶしたが、文庫新書の行く先々にある、とあるジャンルの本(同じ著者)で思わぬボディーブローをくらって、そのダメージ引きずったままデッドプールみてきた。
他に見たいのが上映してないから、消去法で。
デッドプールみたいな映画でもカップルでみにくるのな。
通路沿いの前方席にすわったから気付いたけどさ、手を繋いでさ来るんだぜ?
ひとりで歩行もままならねえのか?
そしたらけっこう前半で、デップーが第四の壁無視して「彼氏に面白いからって無理やり連れてこられた彼女さん~」って語りかけてくるとこあって爆笑。
たしかに真後ろのカップル終始無言やった。けっこう笑えるシーンあったのに。
でもあの一連の人格障害についての本のせいであんなに愉快な映画をみたあとも引きづってるんだけども。
だが、デッドプールはすこぶるおもしろかったぜ。
いか、ネタバレしまくりで感想。
まず、全身タイツのアクションが好き。
デップー喋りはおまぬけだけど、アクションがすごい。中の人すげえ。すごい身のこなし。あれだけでもう見る価値あった。
CGなんかしらんけど、表情にあわせてマスクが動くのもすごいかわいい。
あと、殺しに行くときにタクシー使うんだ。っていう。しかも無賃乗車で。
橋の上で足ぶらぶらさせてお絵かきしながら敵をまつデップーかわいいし。
第四の壁無視しまくりでめっちゃ話しかけてくるので親近感が湧かないわけがねえ。
結構重要な対決シーンから始まるけど、お目当ての敵となんやったらちょっと仲良さそうに殺そうとするのが素敵だった。OPにこのシーン持ってくるセンスもかっこよかった。
ネタとしておもしろかったの
・行儀のいいヒーローとデップーの対比
・フランチャイズなネーミングと組み立て式の家具へのディス。
・彼女といちゃこらするたび、春節おめでとうとか律儀な祝いの言葉で時間経過がわかる。
・酒場のおにいちゃんが気に入った。なにさくっとデップーの死に賭けてんだよ。
・フランシスの拷問最高!!
・コスチュームを自らミシンつかって改良するデップー。命乞いを二回問い正してしまったのはマスクで聞こえづらかったからとキレながらミシンというマッシーンにかぶりついてるおっさんかわいい。
・コインランドリーでのばばあとの一連のやり取り。
もう染み抜きの規模じゃねえから。
あーコカインキメたいって呟いてる黒人のばばあ。
結局同居。そこそこ仲いい。ババアのシーンにレイチャールズの曲がかかる気の利き具合。
・ティーンとか若い女にはうざい話し方を守るデップー。
・本決戦もタクシー移動。キャラクター腕時計。キティちゃんのバッグに弾薬と銃つめていく。でもやっぱり忘れる。
・タクシーうんちゃんクレイジー。ハイタッチでいいんかい!
・クロームヒーローの紳士ぷり。
とにかく上げればキリがないくらいこネタがおもしろい。
ストーリーも全体の構成、アクションも面白かった。
ただ、あの最後の台詞はいらんかったなあ。おまけはよかったけど。