ぺンが止まっています。
あかん。日常生活のいたるところに傍目に見るとあちゃーな自作自演の劇団員が紛れているじゃないですかぁ?こういう演目を必死にやってんだなあって傍目だからわかるけど本人、演技にのめり込みすぎてなんだったらこっちまでその演目に引きずり込もうとしてきて、いつのまにか自分もうっかり共演してしまっていることがあるが、すこしバイト先で巻き込まれていて疲れている。今回はトッシーアイドルオーディションが呪解魔法になったが。
こういうとき関わりの煩わしさを激しく感じたりしてしまう。
現在、自分が必死にやってる演目を解読中。
人と比べたって意味ないんだよなあ。自分にとって大事なことって。
ブラザー
すこしまえに北野映画の「BROTHER」が観たくなって借りにいったら、ビートたけしベストアクト映画として「血と骨」が表置きしてあったから、そういえばまだ見てなかったと一緒に借りてみた。
血と骨はもしイモータン・ジョーが戦後日本で生きる在日朝鮮人だったらというような映画だった。そんなわけで当然ワイブスに自分の子供を産ませるのが本能の通り最重要課題といった生物学的には理想的なオスの生きざまを見せられたのだった。
結構楽しく見られたが、ちょっと畳の上で転がりたくなるようなシーンがあった。それはたけしジョーが若い愛人を抱えたとき、女を荷台に乗せて町中に見せびらかすように自転車でふらふら走り回るところ。買い物しながら、町中の人らに女を見せて回ってるのが「やめてー親父恥ずかしい!!」ってなって、その直後にたけし事務所独立って、しかも事務所の共同経営者が愛人じゃないかとかいう噂でさ、タイムリー。
たけしさんって女に関わるときはなんだか哀れなおっさんになるな。
かーちゃんの影を追ってるんかな。見る人が見たら可愛い一面かもしれんけど、俺は少し悲しみを感じる。
そういえば、濱口君が情報番組に出てた時、付き添いしてくれる同期芸人からの苦情の話、すごい哀しみがあった。
濱口君に一日同行して別れ際駅の改札で「ありがとうな」って言われるのが嫌だ。いちいちお礼とかいうなっていう。
いい話なんだけどどういうわけか泣きそうになるぐらい、ぐあっと哀しみが込み上げた。すごく無常を感じた。