インプットのターン!

 結局、ブラックパンサー見に行けなかった。

 ここ最近映画館で見た映画はドラえもんだよ。去年自分が、ラブクラフトにホイホイされてドラえもんデビューさせたちびたちの付き添いで。

 源さんだし、あの宝島だし、ちょっと見たかったから。

 面白かったけど、終始むーんとモヤモヤしていた。決定的にフレンチトーストとか親父のくだりはいらんかったなあ。長すぎるし、それ子供喜ぶか?っていう。

 元気チューニングは同行する親を喜ばせるためのギミック。確かに周囲のお父さんはみんな泣いていた。いたが、それを苦々しく思った。同じくくりでいうとのぶみ氏の作品群にも言える。子供の創造性を刺激するような物を作ってほしい。親の情緒の押し付けを教育だと思ってほしくない。

 作品としてはマクガイヤー博士も言っていたが、確かに面白いんだけど、どこかで見たような設定、シーンを上手くつぎはぎした映画だった。上手く整い過ぎてフックがない。あと普通に作り手の感情が乗ってないのがわかる。

 ドラえもんはあくまで子供の感性で楽しませてほしい。

 昔のドラえもんもっとわくわくしたし面白かったけどなあ。あんまりもやもやして藤子先生脚本の映画つたやで借りてきて立て続けに見た。

 リトルスターウォーズなんかはまさに子供が憧れる遊びが詰まっていたし、あくまで子供の目線に立った問題解決への段階踏みがあって、ドラえもんも割とのび太たちと同じ目線でいてくれるから俯瞰からの救助がないので見てるこっちも子供に帰って楽しめる。鉄矢の歌にはちょっとびっくりしたけど。めずらしいしずかとスネ夫のバディ感とかもある、大胆にSWのキャラもってきてたりして作り手も冒険しててメインストーリーは容赦ない政治劇。そこに、親が~とかなく、子供なりに考えて立ち向かって、大人たちの知らないところで経験を増やしたのび太たちが日常に戻るっていうところがやっぱいいよな。

 やっぱり藤子先生脚本の映画は面白かった。

 

 あと最近みた映画でもの強く童心を思い出さされた作品は

 

 

 こーれやばかった。星の王子様っておしゃんてぃな意識高い系の人がよむあれやろ?ってちゃんと原作読んだことなかったから、この映画も「あーよくあるジジイと子供が心通わせる系のあれやろ?」となめてかかっていたが、開始十分くらいから、おやおや?と気づくと物凄い鉄の爪の張り手と肉食獣にあぐあぐされて頭まで飲まれる勢いでした。号泣メーン!!

 子供の時の感情が掘り起こされるわ、今のもやもやの原因を炙り出されるわ。

 薔薇と別れるというシーンは自己分離ともとらえられた。薔薇と別れたことで王子様が童心という星から離れて、戻れない遠くの地球まで行ってしまったのが、大人になってしまった暗喩になっていたから

 へびが「帰りたくなったら俺がお前の星へ連れて行ってやろう」って王子様と約束を交わすシーンは嗚咽。竹野内の声が素敵だった。

 あそこでの蛇は知恵に変換していいとおもう。蓄えてきた知恵経験が邪魔になって子供のころの感性をとりもどすには死しかないという現世の残酷さが 象徴されてたね。

 王様と会計士とうぬぼれ男、全部自分の中にいるんだよな。そういうフィルターが、いつのまにかかかってることも忘れちゃうのが大人になるということなのかなあ。痛くて辛いんだけど、後半の展開は主人公の女の子のなかで、成長はするんだけど彼女自身の救済のための冒険があってまったく素晴らしかった。

 とにかく多角的に物語が読めて映像も演出もよかった。

 きつねがかわいかった~。高飛車な王様のエレベーターガールも面白いし。

 砂漠で王子様が一回死んでいるようにも思えたのも意味がありげ。

 すごかった。