思い出 5
そもそもですよ、お盆に予約なしで行動すると言うことが、いかに無謀か。
レンタカーありきで飛び込んだが、そこで一台も手配できない場合を考えていなかった。
ここから雲行きが怪しくなるのだった。
移動手段が公共交通機関のみとなれば、十和田湖とか白神山地とか岬の馬牧場と灯台とか。
それらの名所か修治ん家訪問か。
二択であった。
だが、もうすでに素敵な観光名所は切り捨てられていたのだ。
基点は青森港になった。
だが、ここだけは旅の楽しみがあった。
築地ののっけ丼である。翌朝のお楽しみであった。
ALASKAってなに?思いながら、この夜は洗濯ついでにあの味噌カレー牛乳ラーメンを食べに行った。いったが、ネギ辛味ラーメンが美味そうだった上、十食限りというのに、まだあるよということで、ネギのほう食った。激うまだった。
そして翌日、早朝から築地を覗くと、なんと定休日だった。
うおーい!!青森国際ホテルさんよお!!築地の隣だからあんたんとこに宿取ったんだぜ!!!!っていうホテルさんにとったら知るか!な因縁を内心ぶつけながら、ついに五所川原へ足を向けるのだった。やり場のない怒りと胃の空スペースをもてあましながら。
スムーズに移動もままならず、なんだかアップルパイを食べてばかりだった。