すべてはがさつさが原因。

 妹におまえのがさつなとこが駄目なんだよ!と速攻つっこまれた分析が鋭すぎた。

 なんつうか結構気ぃ使いしいなとこがあって、その分すんげえ、がさつなとこがあったりするんだが、(お前本当にA型か?!とそこそこ親しくなったあとの友達とかに確認されるレベル)がさつな部分が出たらあかんとこに出た一番あかんやつを担当さんに指摘されぐうの音も出ない。ぐうの音というか、自分で痛感。

 ゴールが見えん段階からでも淡々と丁寧に作業するということをね、やる。

 こればっかりは気をつけてやるほかない。根気を根こそぎ使う。

 つうか、いつになったら自分の絵柄が落ち着くのか気が遠くなるわ。

 いっそボンズ方式でやるか…。

 

 ああ!!!

 松ケン儲かってしゃあなくてあんなに太ったのかな?と思ってたら、「聖の青春」演るんだね!!

 絶対みたい!!

 

 あと、「クリード」を平日の夜にぶらっと見に行ってきた。

 普通にネタバレしますが、ボクシングものって絶対主人公に女がいて、脚にくるから試合前は控えろよ、っていうあのお約束出てくるよな。「はじめの一歩」の木村思い出して笑っちゃった。

 しかもそれをロッキーが注意するとは!!

 全体よかった。

 カメラワークとか臨場感あって、最後のリング上がる前とか緊張で視野が狭くなってる感じとかでてて、ぞくぞくわくわくするし、困るやつです。ボクシングジム通ってみたい衝動が湧き上がってくるタイプのやつです。

 あー!一回ボクシングやってみたい!スパー別料金だけど!でもロードワークは死ぬほど嫌あぁ!!っていう。

 映画ってわかってるんだけど、最後の試合はドニーのパンチが大きすぎてもっとコンパクトに打てよ!そんな大振りなストレートやったらジョーががら空きになるんだよ、だから頭落とせよ!!ガードも甘いぞ!とか野次りそうになったわ。

 最初っから観てて思ったのは黒人ずるいわ。と。あんなに身体に恵まれてさ。日本人は過酷な減量して軽い階級にひしめきあってんのに。なにあの体?そもそも作りがちがうやん。汚いやん。

 主人公アドニスの甘ったれで人懐っこいかわいいキャラクターとかスタローンのいい具合に枯れた演技(山高帽みたいな帽子がかっこいい、さすがイタリア系)もよかったけど、特に燃えたのはカットマンのあのサポート。

 主人公が目腫れすぎて試合続行できるか医者の判断が入ったときに、「指何本だ?」って確認されるんだけど、見えるわけねえってくらい腫れてて、ロッキーも棄権するか?って弱気になってるときに、止血してるカットマンが、アドニスの首に指の本数だけとんとんして何本か教えるシーン、まじ胸熱!!!

 まじかっけええ!カットマンかっけええ!

 試合続けたいというボクサーの闘志を無条件にサポートしちゃうベテランのカットマンかっけええ。

 そういう影でささえるプロフェッショナルといえば昨日やってた中村屋のお弟子さん、90年間歌舞伎に人生ささげてなくなった小山三さんともダブった。泣けたわあ。

 心意気でやってんだよね、ああいう人たちって。

 ちょっとふんどし締めなおしてやってこうと思わされたぜ。

 そんで最後は結局アドニス負けたんだけど、あれは勝ってたら逆に白けるくらいの試合経験値だったから、負けてよかった。あれでよかった。まだまだ鍛える余地のある若い選手やし。

 最後のチャンプの登場シーンは濡れるね。黒い!!!カイロ・レンより悪くて強そう!!めっちゃかっこいい。そして最後意外といいやつ。

 結構楽しめました。ジャンルとしては家族ものといってもいい映画やったけど、いい映画でした。