いつも全力は鼻に付く
いいんだよ。本人が自己満足でやってる分には、それをまわりにも強要したり、俺はこんなにひとりで頑張ってんのに!!っていうやつは、お前それ、キャパ越えてんだよ。自分を過信してんじゃねーよ!!思ってるよりできないんだよ!勝手に期待値を実力といつから錯覚していた?状態なんだよねー。
自分も猛烈にピリピリして勝手にひとりで背負い込んで、協力しない回りにイライラを撒き散らしていた時期があるのでわかる。すごくわかる。
リック~。
もうリック~。
シーズン3入って、すでに四回くらい泣いた。
リックがもういっぱいいっぱいなんだよ。
あの自己カウンセリングみたいなくだり感情移入しすぎた。
こんなことがさ、3.11でいっぱいあったんだろうなとおもったら俺にもちょっとくらいなんかできるといいなってことになるよね。俺なんか漫画かくぐらいのことしかできねーけどね。
好きすぎるキャラがやっと会いたい人に会えてよかったねー!って思ったまもなくえらいことになった。もう脚本すげえ。キャラの性格に行動が自然すぎる。
あとやっぱりいろいろ考えさせられるねー。
赤子が鬼かわいい。ほんとにあの赤子は鬼かわいい。あと、ニヤニヤがとまらねえ展開があった。
あと、シンゴジラも見てきたぜ!
まあ、とにかく一番に言わなければならないのは石原さとみがかわいすぎるということだろう。
さとみのシーンだけ前のめり。いや言い過ぎた、さとみとゴジラのシーンだけ前のめり。
俺は基本的に見てない人に、こんな映画があってここが見所だよという紹介文を金ももらってないのに書いてやるほど紳士な精神は持ってない。
見た人だけに、「それそれ!わかるー!」という共感をしてもらいたいと言うか、自分の感動だけを文に書き散らしたいだけなので、ネタバレしないとかそういうことに気を使ったりしないのだ。
というわけで、アンノゴジラの感想。ネタバレしまくりで。
まずね、トッシーのゴジラップひでえ!!まじ笑った。
人格的には全然好きじゃないけど、批評家とか論客としてはやっぱ好きだよトッシー。
ゴジラを見るに当たって昔のゴジラを見た直後だっただけに、アンノゴジラ面白すぎだろ!って思ったよ。
トッシーは日本の俳優が演技下手すぎとかいうけど、昔のゴジラなんか俳優の滑舌が悪すぎて一般人の立ち話でもきいているのかというレベルじゃったぜ。ゴジラのシーン意外ひたすら眠気と戦わなくてはならないくらいつまんないのに。それを思えば、平成の俳優さんすんごいじゃない。だいたいヒロインだって平成のヒロインはこんなにもかわいいんだぜ?乳もでかいし。最高やんけ。
声モブの棒読みだけはなんとかしてほしかった。あと、流れる文字とかもああいうのさぶいと思う。
冒頭からニヤニヤしちゃったのは、総監督の好きポイントがあからさまなとこ。
なんだかよくわからない敵が問答無用で襲ってくる。
その際は、赤い液体を大量に撒き散らす。
みんなで作戦会議。
海の向こうからやってくる切れ者のいい女。
自国には感情をみせないハイスペッククールビューティ。
用意周到に作戦実行。国中で協力するよ!
自衛隊の協力っぷり。わきわきで配備出してきてるやん。ねえ見てみて!こんなんもあるよ!こんなんもあるんだよ!みたいなな!まあ、ヒトマルに関しては自分も関わったので走行射撃には正直胸アツだった。全弾命中?あったりまえだろ!?っていう。照。
俳優さんは竹野内氏と大杉氏と平泉氏がとくによかった。
竹野内さんて、反町とドラマやってたときすげー下手だったのに、今むしろうまかった。大杉氏はあほな総理をかわいらしく演じてみえたな。すごい重々しく周りの意見に「そうだな。そうしよう!」って言われたことそのままやってるだけ~!なのに憎めない。ゴジラ上陸しちゃったよ~!とかゴジラの名づけの流れ、日本家屋の縁側で茶すすりながらおしゃべりしてんのか?ぐらいのほのぼの感にきゅんときた。やはり銀魂実写では長谷川さん役、大杉さんしかいない。
平泉氏はリアルで、腹に何か一物ありそうで、でもやっぱり国のために行動したおっとこまえな代理総理やった。格好良かった。
もうさ~目の前にゴジラ来てやらねばいかんことは明白なのに、組織としてしか動けない国家という仕組みが歯がゆいいい。
そういうなかで意外と、警察は初動がとりやすいからお巡りさんありがとうと思った。普段、いろんな面倒ごとを片付けているんだろうな。
あとはなんといってもゴジラだ。
ゴジラのビジュアルが限りなく理想系。めちゃくちゃかっこいい。ゴジラ暴れるシーンはもっとやれー!ってなるし、あのビームみたいなやつすげー格好いい。
最初の鳥みたいなトカゲみたいな形態の眼のいっちゃってる感も素敵だった。ちょっとペンギンみたいで。
停電していく街の中の発光するゴジラ格好良すぎてあわあわなった。
あと何故か都心目指したがるのもかわいいね。ミサイルも爆弾にも無傷なときはゴジラの兄貴さっすがですぜ!!ミサイルなんかあれ正味おばちゃんが地道に中身つっくってっからね。ゴジラに着弾して爆破する様をみながら走馬灯のようにおばちゃんの工場制手工業の様子がスクリーンにかさなって微妙に笑いが。ああ、日本。どうか、武力を人には向けないでおくれよ。普通の主婦が日銭稼ぐために作ってんだよ兵器を。
あのテロップ、長すぎるやつ端っこ切れてたりしてうけました。
冒頭は、とんでもなことが実際起きたらっていう壮大なコントみたいで、いっそ「大日本人」を思い出した。
国の役人たちの会議で総理に注目スーツたちがおびただしいめがね並びとか。完全に笑い取りに来てんだろ。
会議の音楽は例のやつなのにもにやり。
あれは問答無用テンションあがる。眠りから覚めたゴジラ攻撃するときの海戦マーチもテンションあがった。
あれはどうかというのは、凝固剤を飲ますっていう。
注入するあの車、ニュースでよく見たけどさ。
ゴジラの口(下あごがセパレート式?!)からのまったく漏れないっていう。
僕は3割ぐらいはびしゃびしゃ漏れちゃうはずだと思う。あれは都合いいよね。
あと自己分裂するっていってたけど、サンプルとった肉片からは分裂しねーんだなとか。若干釈然としない点はあった。尻尾に分裂はじまってたけど。
しかし、エンドクレジッド終わりまであんなにわくわく見られる映画はそうそうない。
みんなで作りました。っていう手作り感というか日本の映画っていいなっていう血の通ったあったかい映画だった。