アベンジャーズの感想。

ネタバレしての感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 10年ぶんの積み重ねがここにきて大集合ということで、

 子供のころに見たパーマンハットリくんが一緒にテレビに映っとる~~!!ありえへん!ありえへんくらいわくわくすっぞ!!っていうの思い出した。ただパーマンドラえもん来たときは結局ドラえもんの秘密道具でなんとかなるやん。と子供ながらに気づいてしまった残念感も忘れてはいない。ドクターストレンジがそれにあたるな。

 だがしかし、あのとき感じたわくわくに限りなく近いものを、かなりいい歳になってまた味わえるなんてマーベルありがとうと泣きながらお礼が言いたいよ!

 

 今回のアベンジャーズはとりあえずざっくりいうとだいたいドランボールだった。

 特にサノスの部下(仮面ライダーの悪役みたいやし、DB的でもある)の魔法使いの戦い方とかカット割りとか構図はもうまんまDBで、脳みそが混乱した。あれ?DBが実写化したのを見に来たんだっけ?って。

 要素はドラゴンボール仮面ライダーの特撮感でスターウォーズ的な規模の戦い。

 に、超絶かっこいいヒーローたちとくだらない笑い(いい意味で)があってサイコー!!な映画になってたね。

 ドラゴンボールにあたる石の奪い合いの攻防と、サノスの目的がもうはっきり示されてたからわかりやすい展開になっていた。

 さのっさん初めは筋肉馬鹿なタイプの悪役かとおもったら、賢いタイプのヴィランだった。目的が世界の文明もった生き物半分殺して継続可能な世界にするっていう。

 人種差別だの移民がどうだのより実はもっと逼迫した地球の環境問題がまさかのテーマ。人口爆発に伴い温暖化、水位は上がり土地は減りグローバリゼーションによってさらに食料が均等に行き渡らない、そもそも地球が養える人口は30億と言われているのに!(日本はとんでもない量の食糧ロスをだしている。)う~んとんでもなくどでかくて根の深い問題引っ張り出してきたなマーベル!お前はDCか?ってデップーよろしくつっこみたい。

 これってやりすぎ都市伝説でやるやつやん。ほとんどレディ・プレイヤー1ともいえる。

 やりすぎのほうは個人の脳をデータ化してVRの世界で永遠に生きられるようにするとかは、人口を減らすためじゃねえかっていう話になるみたいだけど。あと中国は人間に評価つけてそれに応じて受けられる社会的サービスが決まるとか、先日ニュースで見て地獄かよ!と絶望したけども、人間の選別が始まってると関さんゆうけどさ。ヒトラーしかり。実際今も優性思想があるんだろうね。何が優性かなどほんとはわからんのに。あらゆる可能性とバリエーションを持った種が一番生き残ると思うんだがね。

 サノスのほうがよっぽどいいよ。この人は無作為に半分消すっていってたし。最後のシーンちょっとびっくりした。無作為っていったからさのっさんも消えたのかと思ったもんね。次のアベンジャーズ4が続編になるんだね。

 はあ!楽しみ!

 ドクターストレンジが成功ルートのたった一回をなぞってるだろうから次でやっぱり時間をいじるのか、どっかの地点に仕掛けを仕込んだのかもしれない。それにしてもカンバーバッジ綺麗な顔しとるなあ。

 ただ、次があるって知らずに見てたから、劇中のピーター(ピーター多いな)にはマジで怒りを覚えた。いままでガーディアンズは単体でみてたから気づかなかったけど相対的に見るとほんとにあほな連中なんだなって。脳筋の雷様ですら学者ぐらいに見えたもの。実際それ以上に頭はいいのだろうけど。で、ピーター、ガモーラのこと聞いてせっかくみんなの連携でとらえたサノスを逃がすという痛恨のミス。まあ、これを含めた成功ルートになるんだろうけど、観劇中はまじでピーターにイライラした。

 あとピーターが思った以上に格好悪くてかわいそうだった。おかしくて。

 ガーディアンズと雷様が出会ったシーンはテンション上がったなあ。ああ、やっぱり雷様格好いい!!ってピーターの二十顎ショットで激笑いしながらやめてー張り合わないで相手は神様だから!って内心突っ込みつつ、ピーターも凄い種族なのに覚醒とかなかったですね。

 ガーディアンズの登場シーンはエイティーズ音楽をみんなでのりつつ歌いながらというのもよかった。ガーディアンズの仲良し感とあほ感がいい感じに出てた。

 そして、ロキ速攻死んだなー。

 やっぱりロキは一回兄ちゃん殺そうとするんだな~って。一回殺そうとするんだけど助けるそして身代わりになるっていう。お兄ちゃんそのあとめそめそ泣いてたやん。もう誰もいないってあの彼女のことは?(正直雷様にはシングルでいてほしいという男女問わず世界中からの圧が高いのじゃないかと思う)あのシーン、頼むロケット!ちょっとでいいから雷様に頭撫でさせてやって。もふもふさせてやって。セラピー的に!って思ったけどやっぱりそこはなかった。まあ、どうせロキ実は生きてるか生き返るかで、兄ちゃんの前ににここにいるよって突然現れるんだろ。爆発しろ!

 雷様はグルートの言葉わかるのが素敵だった。

 ガーディアンズの移動シーン面白かった。

 あれって、デリカシーのない親と反抗期のだるそうな子供という構成の家族が、連休中レジャーに出かけたはいいが渋滞でみんなイライラし始めて車内でちょっとした口喧嘩を始める、のあれを再現したやつやん!グルートの暴言にロケットがいった「お前、樹液が出るようになってから本当に態度が悪くなったなあ!」っていうセリフに思わず声出して笑ってしまったけど、映画館でそこ受けてたの自分だけだったからちょっと気まずかった。グルートの思春期感のリアリティーがほんと凄かった。いちいち面白かったのにみんな静かにしてたなー。正直映画館では静かにっていうのもいいけど、こういう映画はアメリカみたいに盛り上がりながらみたいな。雷様の再登場シーンとか歓声上げたかったもん。

 ストームブレイカー。せっかくヘラ様が力の解放のためにハンマー壊したのに。

 あとはやっぱりキャプテン。もーたまらんかった。シルエットだけでセクシーが爆発

してた。雷様だけでもかっこいいのに、キャップはもう話の筋とか状況が全く頭に入ってこないくらい格好良かった。いちいちセクシーすぎてただひたすらキャップの姿を目に焼き付けるという時間。

 ヴィジョンもよかったね。あの強すぎる彼女との街歩きのシーンすんごいロマンチックやった。敬語の長身彼氏やばいすね。このジャンル古典やけど逆に熱いすね。

 とにかくキャプテンアメリカがひたすらエロいということで後半はストーリーとかはどうでもよくなっていった。

 さのっさんの心情風景の中で子供ガモーラの「それで何を引き換えにしたの?」的なセリフでかなしくなったのは覚えてる。いろんなもん手に入れて、そんでどうしたかった?そこいくまでに大事にしてたものが一番大事だったんじゃないのっていう。サノスのあの穏やかな顔はなんだったんだろう。やばいよ目的失った系のかしこはだいたい徹底的な破壊とかに走りがちだよ。

 そいや、あのトニースタークチームが行った星は、わっかがごろごろしてエイリアンプロメテウスにそっくりだったから、蜘蛛の少年がしつこくエイリアンネタ話してたのかな。あいつ可愛かった。ちゃんと活躍してたし。

 ワカンダは全く知らないゾーンだけど、シールド破って入ってきた獣がすごくエヴァの量産機に似てて生理的に気味悪いという意味で優れたデザインだよなあ。このへんも特撮感すごかった。戦う前にお互いに意思表明というか口上があってから殺しにいくという洋画を見てるはずなんだけど日曜の朝かという既視感。とくに女の悪役が。ここでもソーの、神様であり頼れる兄貴なとこがかっこいい。

 あとドクターストレンジの戦闘スタイルは今回のほうがよかった。型と術の相互具合があがってた。時空穴の使い方も「そうそうそれそれ!」の期待通りのやつで、時空穴に倒れながら中指立てるピーターの画なんかもう見たことあるってぐらいしっくりきたし。相変わらずマントがかわいいし。マントと握手しようとする蜘蛛の少年も可愛かった。ウォンさんもよかった。最初ツナサンドをねだるシーン可愛かった。

 最後はセクシーなヒーローばっかり残って大方消えちゃいましたね。ロケットとグルートがいってしまったのは結構ショックだった。ちょっとキャラ絞らないと次のややこしい展開描きにくいんだろうな。とか制作側からは思うけど、漫画原作どおりにやってるっぽいし。あと、マーベルコミックてヒーローがパラレルで何回も死んでたり、最初から何事もなかったようにやり直したりだということはマクガイヤーの放送で知ったからそんなにショックではなかった。映画館では泣いてる人もいたな。(ところで映画観て泣くのはわかるが、しゅんしゅん言うのはなんで?鼻が出るの?しゅんしゅん泣いたことないからぬんで?ってなる、自分普通に目から塩水が出るだけだし鼻水が出る場合は鼻かむから)

 ドラえもん的ドクターストレンジおって次どうせみんな生き返るぽいし映画的にも僕的にもキャップとソーがいるから痛手はない。

※訂正ロケットいってなかった生き残り組だったです。