まずざっくりエンドゲーム感想。(未見の方は読むの避けてほしい)

 いうて、いろんな作品観て勉強させてもらっとるなかで、これはいいなとかこれはどうなん?とか感ずる。と同時にじゃあ自分の描いとるもんはこれでいいのか?ってなるのだが、そんな中でそういうののまえにただ単純に楽しめちゃう作品に出会える幸せなことといったら、それはまるで魔法なのよ~。

 そんな魔法映画だったMCUのシリーズの11年に及ぶ第一章の最終回といえるエンドゲームを初日見てきたのだが、いまだに気持ちの処理が追いついてないのもあるかもしんないけど、全体的な感想はんん?という、はっきりいうとがっかり。

 インフィニティウォーはなんやったんやという。

 特に最後の衝撃的なシーンではほかのお客さん一斉にしゅんしゅんいってたけど、僕逆に冷めちゃったくらい、ずーっと「あれ、あれ?おっかしいな、あれ?」と波に乗れぬままに終わってしまった。

 マジですごい映画見た後は、映画館出てすぐぐらいのソファに座って天井見上げながら15分くらい反芻して浸るんだが、今回それなかった。サクサク歩いてカルディにコーヒー飲みに行ったもの。

 逆に、今回のエンドゲームは俺のヒーローになにしてくれとんねん!!!って思いつつね。

 エンドロールの初期アべンジャーズヒーローのシルエットからの俳優さんのサインが入るとこなんか、「俺は役者たちの偉大な仕事、MCU興行引退という歴史的な場面に立ち会ったのだ」という物凄い感動を覚えたというのに!!まさに歴史的!俳優もヒーローも完ぺきだったのに今回の映画はそれにふさわしい花道で見送れたのか!??という悔しさが凄い。

 今後へのストーリー的布石とか俳優の契約問題とか処理するべき要素が多すぎるというのは重々承知だが、でもそのヒーローがそんなことするか、あのヒーローへの仕打ちがそれか!!という中にはまじで映画の最後まで処理ができないのもあって、もやもやが凄い。

 インフィニティウォーのさのっさんからの問題提起に答えも出さなければ、ならヒーロー大活躍でよかったんじゃないの?という。いままでのアべンジャーズって問題に対してなにかしらの解決とか答えをヒーローたちがだしてきたやん。キャップが野生のヒーローになったのもそういう流れがあったからやん。なのに今回はクリアすべき要素ありきでヒーローたちの言動が動かされてしまったような気がしてなあ。

 ほかにもヒーローが多すぎるというとこにかなり難しい作品になった部分はでかいとおもうけども、好きなだけに好きすぎてむーん。がでてしまって、そして、インフィニティウォーが面白すぎたんだなあ、しかもあれが面白すぎたから、MCUってあれをさらに超えてくるんだろうなあと期待しちまったから。

 だが、あと一回は劇場で見ておこうと思う。