有野さんありがとう。

 有野さんが落ちなかったら、というか有野さんと同じスタンスでいたから鬼滅の刃、自発的にみなかったよ。

 ここ数日、鬼滅読みだした僕が8巻で号泣したよね。映画見に行こうと自然に思った。12巻からずっと借りられててまだ読めてない。

 ただ、今年一番泣いたで賞は「ルドルフとイッパイアッテナ」でしたね。あれはヤバかった。姪ちびたちの前で嗚咽しながらマジ泣きした。ジャンルは「猫飼ってる人がみたら嗚咽する映画」だろうな。

 つぎが冒頭の炭次郎の命乞いのシーンね。

 炭次郎が懇願するシーンで悲しくて悲しくて涙を禁じ得ない。

 弱者に選択権はないという現実をつきつける場面だが、そこでの富岡さんの「生殺与奪の権を他人にゆだねるな!」の喝ではっとなった。

 弱者である自分にはまり込まずにそこで出来る事をしろっていう過去の自分への叱咤なんだろうなってわかる。富岡さん!!富岡さん優しいしかっこいい!!!

 全身ショットの登場コマ最高格好いい。

 

 さらにネタバレします。

 あと一話のとこで「あ、この漫画好き」ってなったポイントは「泊ってけ~」っていう麓じじいのタッチとか富岡全身ショットとかふんわりと漫画日本昔話の気配があったんや。この漫画の本質部分は、炭次郎の暮らしを代表に無意識領域にある昔の自然厳しい暮らしへの望郷と、あとは全世界共通にある家族というつながりのよきことじゃないかと思ったよ。

 ねずこが、かわいすぎる。ねずこってねずこなのに寝まくるよね。

 ねずこまで死んでたら、炭次郎は廃人になってただろうな。鬼になってまでお兄ちゃんを守ろうという少女のいじらしさが肝だろ。こんなの感情移入するなっていうほうが無理やで。最後までこの兄妹を見守りたいと思うよね。

 気に入ったキャラはやっぱり富岡さんだな。人徳というか。

 あと上弦の壱のひとが、ヒノカミ初代ぽいのが。やだつらい。

 冒頭からお館さまが鬼っぽいつーか、やだなあこわいなあ、いやだなあと思ってたらむざんは身内的発言あったし、大好きになった煉獄さん活躍後即ご退場になるし、そんな展開急ぐ?打ち切られんよう相当駆け足でやってんな。でもだらだらやるよりいいのか、逆に進撃みたいに世界観ひっくりかえす次の展開があるのかもしれんし。

 まあよくこんな世界観とか展開を週刊で考えるよなすごいよなジャンプの作家は。もう脱帽だぜ。

 そもそも有野さんに無理やり鬼滅みせたまさるさんありがとう。