昨日はもりだくさん。

 少し前の日記で来月吉本観るって書いててびっくりした。

 うそやん11月やと思って12月の日記書いてるやん。月末、漫画の更新少しでもページを多くせねばと必死のあまり12月入ってるのに、11月やと思いたかったんやろな自分。哀れやで。

 そういうことで違ってて、昨日、御園座で吉本の舞台観てきた!!!

 ほんともりだくさんで、普段、ほぼベエト以外家にいるだけの僕にとって昨日一日で見てきたこと年単位で体験するイベント量だった。

 数年ぶりの名古屋、昼ぐらいに伏見で地下鉄降りて、名古屋市美術館までてくてく。カラバッジョ展みたかったんや。なんでそんな人殺ししたり逃亡したりしながらそんな絵かけたんや!って興味あっていったんだけど。いがいとカラバッジョの仲間たちも「あー」っていうメンツだった。絵の感じで人となりって出るよね。けっこう中二病感のあふれた愉快な画家たちの絵も見られて親近感わきました。カラバッジョの画は美少年多いんですが、肌の印影というか血色が絵とは思えん生々しさでライティングの技巧に気が遠くなった。

 おかんがせっかく美術館みるなら科学館のプラネタリウムもみたいといいだして、それは僕も思ってたから、まじでそれ欲張りすぎやと思って言わんかったけど、みる?って美術館のまえに科学館でチケット購入できたので、カラバッジョプラネタリウム

 プラネタリウムのまえに腹ごしらえすることになったんだけど、美術館と科学館のある公園でなぞの行事やってたんだけど、それ天皇即位のお祝いだったので、公園の端に屋台きててテーブルセットもあってそこできしめんたべる。日差し温かいしほどよく寒いのできしめんうまかった。食べてるときご起立願われたので立ったが、きしめん冷めたら嫌だから立ち食いしつつ状況見てたら、万歳するっていうんで、さすがにきしめんおいて、大勢の人と日の丸に向いて一緒に万歳三唱した。物語の共有。それがホモサピエンスの強さ。

 ここで首相になってほしいなと個人的に願う河村市長を生で目撃。市長と高須クリニックのひととか野球選手のひととかのお祝いのスピーチをきいた。

 

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 で、プラネタリウム。ガンギマリの目で見続けたかったけど、すんなり寝落ちしました。

 ファミリーむけの上映やったんで緊張感のない上映でさ。もっと宇宙の物理事情とかやべえほかの銀河のはなしとかやったら寝なかったはずやけど、星座をメインにした話だったから、後半は賢治の話だと気づいたのでちゃんと目ひらいてました。

 夕暮れ、空観たような本物にちかい投影でした。星がたくさんふってくるとき投影機が必死にぐるぐる稼働してるの気づいちゃっていじらしいなと思った。

 

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 科学館、見回る暇もなく目玉の御園座へ。この辺全部固まってるからまじで便利だった。名古屋行ったのに足が疲れてないという奇跡が起きた。

 で、みたんすよ。

 生でゆりやんゆりやんやっぱすごかった。面白いとかよりも彼女が舞台に出てきたらもうゆりやんの世界観になって、面白いとかつまらないとかの段階の話じゃなくて、ゆりやんというエンターテナーがもうすごいので見る側はいてもいなくても関係ないくらいだった。そしてもちろん面白かったのだ。たぶんやけども、これからゆりやんがテレビでやるネタ、礒野カツオ増えてくるんじゃないかな。あと友近姉さんの影響か、旅番組も兼ねた偉人伝系の番組に出る女優のナビゲーション的なやつやってた。まじであれ、ちょっといらってくるよな。ちょっといらってするネタ得意だよね友近て。

 あと好きなコンビのみでいえば、(ほかの知らない芸人さんも面白かった)笑い飯笑い飯は面白いんだけど、内気な感じがあるからネタの内容に特化していくんだなと納得した。陰と陽で言えば陰だよな。あのチューインガムの妖精のやつみれた。

 矢野兵頭、すべらんなあ。おっさんがテンパった時のリアクションネタめちゃくちゃ面白かった。あと東海ネタも入れてくれてスイッチ観てますよ!って手上げた。

 海原やすよともこはほとんど関東番組だとネタが見られないからあんまり意識になかったけど、面白かった。ニュース正義のミカタではおとなしめだが、やっぱ漫才芸人なんだな。普通の雑談みたいな内容なのになんであんなに笑えるのか。

 で、長年観てきた新喜劇をついに生で見た。出演者のめだかさんと寛平さんの布陣見て、正直、地方公演だから今の主力陣じゃないんだな、とかちょっと舐めたこと思った。そんなん全力で裏切って死ぬほど面白かったです。

 猫と猿の喧嘩をついにみられるのかと言うほど期待せずに予感してたけど、実際はじまったらやばかった。どシモなんですけど、笑いすぎて涙出たし、前の列に座ってたおっさんたちも笑いすぎて目元拭ってたし、猫猿喧嘩の後半、笑いすぎて声でないくらいに消耗した。めだかさん遠目ながらほんとにちいさかった。めだかさんの安定感とか面白さも凄かったけど、寛平さんの天才ぶりには語彙が追いつかない。あんなにすごい笑いの才能があってもテレビでは普通の人みたいに映って見えてたり、まっちゃんが局長になったナイトスクープとかで緊張してる寛平さん、どういうこと?ってなった。

 吉本の芸人さんて異能集団だ。絶対におもしろい状態で舞台に上がり続けてる芸人さんの凄みをみた。

 笑いつかれて帰ってきて、テレビつけたらthe manzaiやっててちょうど千鳥が、いってあいとる店はあいとるし、しまっとる店はしまっとるやってて、笑いつかれたとこにさらにとどめ刺された。いや~大吾もすごい。

 たぶん今年のすべらん話だったとおもうけど、大吾の故郷の島の話面白かったもんな。

 悲しすぎて笑えて来るというのともちがう。なんでそんな話するの?というのとも違う。あんな切ない話を、ぱっと見ガラは悪いがやさしい目をした男が、島の権力の縮図みたいなものを子供ながらに感じた目線で語ることが、なんであんなに笑いを生むのか。

 あのときまっちゃんは大吾に島の話もっと聞きたい!っていってた。まっちゃんのお笑い理論で笑いとは悲しみが基にある。とよく言ってた記憶がある。大吾の話には、まっちゃんのお笑い理論にはまる感性があったんだろうね。

 ジョーカーは悲しいことのたたみかけでコメディを表現しようとして、ちょいちょいすべってたけど、大吾の話は悲しくて切ないのに、むちゃくちゃ面白いそれでいてほとんど文学ですらあった。大吾すげえなっていうまっちゃんの認識が向けられたことで千鳥がさらに活躍しやすい土壌ができた感じがした。それがこのthe manzaiで爆発したな。

 昨日は吉本芸人すげえなっていうのをとことん思い知らされた。