猫記。

 先日、親父さんの片目の手術のついでに猫もついでに(病院がすごく近い)動物病院連れて行った。

 避妊手術のとき一匹でおいて行かれたのがよっぽど怖かったらしく猫は病院がダメになってきてる。術後の抜糸のときはまだ元気さが完全に戻ってなかったし、何されたかわからんうちに先生がすさまじい速さで抜糸を終わらせてすぐ帰してくれた。からまだよかったけど。

 あ、猫の手術の縫い目んとこがぼっこん!って膨れとるからすごい心配になったけど、うまく縫えてなくて脂肪が出てきてるとか炎症してるとかではなかった。先生がそういうもんだといっていたが、そのご、まとめ板でみた動物のトリビアで犬や人間は皮膚の裂傷のとこはくっついてふさがるが、猫のばあいは内側から肉が盛り上がって傷口をふさぐというのをみた。だからかあ!と激しくガッテン。

 

 避妊手術まえによほど暴れらしく、先生はこれ以上、猫が病院嫌いになることを恐れているようだったが、耳掃除はもうなにされるかわかるせいか、猫が先生に威嚇するようになってしまっていたが、今回はついに牙をむいて首を振り振りし始めたので先生が片耳の掃除でギブアップした。ちょもうこれ無理!それに耳の中の状態がかなり悪い全然きれいにならない!つって。

 ついに先生から耳掃除の薬を処方された。

 家で毎日やって!って。もう少し早くそうしてくれてもよかったなと今になってみれば思う。家ならうとうとしているときに耳掃除させてって伝えてやれば猫はわりとすんなり耳掃除させてくれるからな。というか最初から思ってたけど、一週間おきとかじゃなく三日おきぐらいに掃除にいって徹底的に耳ダニ殲滅とかできんのやろかとかいろいろ思っていたが、素人が獣医さんにいろいろ言うのもあれかなというのがあっていわんかったけど、なんていうかあれだよね。

 獣医さんでも獣医だからかもしれんが、ゆうて所詮ペットって感じで人間と同じようには扱ってはいないんだなあと言葉の端ばしから感じる。わたくしはほぼ確実に動物好き遺伝子持ってるから、ぶっちゃけ人間より人間以外の哺乳類動物のほうを大事に思ってしまうとこあるからついつい過剰に心配しちゃうしなあ。

 今日も4時起でご飯食べさせ、食べてすぐ猫は「お母さんベェエト行っちまう」と思ったのかひざの上で丸くなってきたので、ここぞとばかりに耳掃除と爪切りができた!

 あとエリザベスカラー巻いてから取った後もなぜか猫自身による尻の掃除が甘くなったので尻も赤ちゃんのおしりふきで掃除してやる。

 すっかり猫の奴隷となっている。

 可愛すぎるんだよ猫が!すげえな猫って。もはやネズミ捕りという仕事さえないのに可愛いという一点突破だけで人間をここまで懐柔するとは!

 そしてついに人間はちゅ~るに手を出してしまった。最初の一本目は食いつきがよすぎて「思ってたんと違う!!」ってなった。ふがふがいいながら袋に噛みついて引き裂く勢いで。全然可愛くない!!野獣性が凄かったが、二本目はこちらも少し要領が摑めたので猫が大人しく(といっても目ぇひんむいてましたが)食べてくれて、それがかわいすぎてやばかった。猫がかわいすぎる。