姪っ子の成長
先日、姪っ子(3歳)を預かった時。
ばばあに買ってもらったホイップケーキやさんを早速作りたいとのことで、ししょう(私)も一緒に作っていいよとお誘いを受けた。
えーこんな貴重なお菓子一緒に作って食べていいの?ってびっくりした。
聞いてみるとどうやら、駄菓子屋で買ってもらったお菓子を全種類ちょっとずつ食べたいからということだった。優しさとかじゃない協力要請だったので頂くことにした。
一緒に謎の粉を水で溶いて、それぞれ謎のクリームを小さいコーンにソフトクリームのように絞りだし、ウエハースやスプレーで飾って食べる。
なんだかよくわからないがまあまあ美味しかった。
二つあったコーンに対し、残りのタルトの台は一つしか入っていない。
姪っ子はどうするのか、タルトも作れることを言うと、
「じゃあ、ジャンケンにしようか」
ししょうは驚いた。ジャンケンに負けて食べられない場合、姪はどうするのか。タルトも、謎のクリームと飾りのウエハース、スプレーと構成はソフトクリームもどきと全く同じものなので、ほかのお菓子を入れる胃袋スペースのために、一つしかないタルトを切り捨てることができるのか。三歳児がそこまで考えて?
と、瞬間思ったが、姪っ子は続けた。
「姪ちゃんはパーを出すよ、パーが強いからね。だからししょうはグーを出してね」
ははーん。感心しましたね。
「よしわかった、じゃあジャンケンしよ!最初はグー」
で指示の通り自分はグーを出してパーで勝った姪っ子がタルトを飾り付けて食べた。なんという大胆かつスマートな交渉力。
あと、姪っ子(三歳)はグミをフードファイターみたいに食うんですけど、その時も買ってもらった菓子の半分くらいグミだった。その中にアンパンマングミがあった。
作りが凝っており、アンパンマンのキャラクターの全身像がグミになってて、六個入りのもの。
姪っ子が型から出しては食べていくとき、グミにアテレコしだした。
「どうしよう、みんながどんどん居なくなっちゃうよ~」
思わず突っ込んでしまった。
「姪ちゃんがみんな食べちゃうから、アンパンマンのお友達ひとりもいなくなっちゃうね。どうすんの?」
「違うよ?これはグミだから食べていいんだよ、グミはお菓子だから」
って急にマジトーンで返してきてめっちゃ面白かった。