喪失感
終わった。ついにブレイキングバッド見終えた。
この喪失感はなんだ。
ラストは何が悲しいのかわからんが勝手に泣けてきた。
あの札束が紙切れにしか見えないのが。
あのアメリカのジョーク思い出した。
金持ちがいまこんなに必死に働いてるのは将来、田舎で野菜でも作りながら家族とゆっくり過ごすためだ。って、田舎の船乗りにいう。あんたはバリバリ稼がなくていいのかい?と。田舎の船乗りは、わたしはすでにこうやってわずかな漁をして一日の大半家族とのんびり暮らしているんです。というオチのやつ。
だいたいこんな感じの内容だった。
でも先生は自分の才能を最大限活かして大立ち回りをやってのけて、生きてる実感を得て、本当は楽しかったんだからいいんだよね。だから一回目のガンも治っちゃったんだろうね。ガンでブレーキ外れて自分のしたいようにできたから。
目的をはき違えるといかんね。
今やってることに悪い感じがあるなら、逆算してどうしてその状況に自分をもっていってるのか、思い込みというか初期設定に気づくチャンスだわなあ。たぶん自分の中では当たり前すぎて、気づくことすらも難しいかもしれんけど、きっと何の根拠もない思い込みがあったりするんだろうな。
自分もウォルターみたいにリミッター外してみたい~。
リミッター外しといえば昨日偶然みた駿たんのドキュメント。
もうほんとうずうずしたなあ。魔法の小箱と期待してCGでの短編アニメーション制作にとりかかった駿たん。CG技術チームにうまく演技が伝えられず、パソコンの横で結局原画作業やっている子供のようなじいさん。心の中の声が全部声に出ちゃってる。
てゆうか原画で描けるんだからCG使う必要ないじゃん!!!!これを本人に一番伝えたかった。
結局、駿たんも治虫と同じ人種で描いてることが生きてることだったらしく、僕また映画撮りたい!自分の演出で!鉛筆動かして!ってなっちゃったじゃん。
年齢的に時間がない。もう途中で死ぬかもしれんけど映画作りたいんだもん!って。俺にできること最大限やってやりたいんだ!って開き直ったっていうか正直になったっていうか。駿とっても素敵だぜ!
そのまえにやってた治虫のドキュメントも、なんだよ!治虫でさえ、自分と同じような悩み抱えながら原稿やってんのかよ!目標とかじゃなくて一歩ずつ進むしかねーんだね。その積み重ねでしかねーんだね。わかりましたよ!!いやあ、なんだかやっぱり目的がほしくなっちゃうんだもん。日々の暮らしを全部無意味に感じると、描いてることに意味があるとか、でっかいゴールみたいなのが欲しくなんだよ。卑しいよなあ。ただ無為にそれを楽しめたらなあ。なあ、仏陀。
古坂大魔王もおんなじこと言ってたし。
しかし古坂大魔王ってなんかいブレークしかけたんだっつー。
古坂大魔王はロケも最高に面白いんだけど、いままで、すげえ面白い芸人が現れた的に短期的にはもてはやされるんだけど、レギュラー化しないという謎の待遇ばかりだったよね。古坂大魔王の面白さを活かせるタイプのバラエティがないってことなのかねえ。しゃべくりおもしろかった。
面白いのにはまらないっていうのは勿体ないというか悔しいもんだ。
最近、自分が好きな人とか作品が人間交差点することが結構あってうれしい。
まさかウィークエンドシャッフルからコミックジェネレーションが聞こえる日が来るとは!!!!!志摩ちゃん褒められてたー!!!和歌山熱う!
次は玲司先生と宇多丸氏が対談しちゃう日が来たらと期待している!
のぶみくんもテレビ出てたしヤンサンファミリーなにげに暗躍しとるなあ。