姪っ子の話。
姪っ子(二歳)がじいちゃんの周りをぐるぐるしながら
「半分は嫌だよ~」と謎の歌を歌っていた。
見に行ったらバナナを食べていたが、ご飯前なので半分だけ食べてよいと渡されていたものだった。
根元の方のバナナは台所のテーブルにじいちゃんが置いたが、ちゃんとそれを見ていた姪っ子は椅子に乗ってバナナを手にとった。食べる風でなくバナナの皮で遊んでるのを装いながら、それとなく私を誘導し二階へ一緒に上がらせて、ママに「バナナ食べたい」とご飯前初バナナの雰囲気を出しながら言うので、私ついつい、「○○ちゃんさっき半分は嫌だよって歌ってたじゃん。それもう半分食べたんでしょ?」と密告。
「○○ちゃんバナナ食べたいよ~」
姪っ子すかさず可愛さを使ってバナナ一本食べきることを要求。妹は末っ子に甘々なので「食べていい~よ~」すぐに折れた。
すこぶるかわいいので仕方ない。
そんな姪っ子。うちのにゃんこが枕にしている人形のうさぎが気になっているらしく。ついにうさぎを両手で抱えながら「○○ちゃん、これ気に入っちゃった!」とおっしゃった。
でもこれにゃんこの毛だらけでしょ。○○ちゃん、にゃんこの毛がいっつも口に入っちゃうじゃん。困るでしょ?にゃんこちゃんに返してあげて?
説得すると諦める。
どうも猫の持ち物がうらやましいらしい。まだ発達段階ではジャイアンの理屈なんだよね。
でもちょっと不憫なので、同じシリーズのぬいぐるみを代わりにあげようかなとは思っている。ニトリで800円くらいで買えるくたっとしたぬいぐるみなんだ。ただもう、うさぎがないんだよね。ネコは見たんだけど。ネコあげて納得するか賭け。
ネコ嫌!ってなったら、どうしよう。
妹が言うには。その時欲しがるだけで、すぐにぽいっとして見向きもしなくなると。
ぬいぐるみでもそうなのか。
実際、自分もぬいぐるみを特別大事に思ったことないんだよね。同じぬいぐるみをずっと大事にできるひとっているけど、ああいうの憧れる。憧れるからにゃんこにぬいぐるみをあたえたんだが、にゃんこ本人はとくに思い入れないようです。私と同じタイプだった。
姪っ子もまだ決まりのぬいぐるみがないからそうなのか、ぬいぐるみもほかのおもちゃも関係なく執着がないのか。
食に貪欲なのはたしかなのだが。生まれたとき胃軸捻転でミルクも胃に入っていかんかった恨みを晴らすかのように食いまくってるからな。
アンパンマングミの食べ方がフードファイターのそれやったときびっくりした。全力で止めた。二口で飲むなー!って。一口目はアンパンマンを半分にかみ切るだけで、ほぼ丸のみでグミを消していくので驚いたね。
そんなんなのに姪っ子は食物アレルギーがある。
外食は子供用のうどんをメインとしたお子様ランチしか食べられないのだが、食べるとき「おいっしー、さいこー!」って言い続ける。
こっちも謎にお得感がある。ガストのランチめっちゃうまいなあ!って気分的にも加点される。ガスト実際、味よくなってる気もするし。
二歳なのにおしゃべりで個性が強くて姪っ子面白い。